身近な存在になったblog(ブログ)

 Webビジネスメモ 第1回目は、一般的にも知られた感のあるblogがテーマです。
 2006年4月に実施された調査でも、インターネットユーザー全体のうち98.6%---ほぼ全員と言っていい割合でblogは認知されていました。(ソース元:「家庭のブロードバンド率が7割を超える〜「インターネット白書2006」調査」)実際に利用しているユーザーも25.3%と、4人のうち1人は自身のblogを持っていることになります。
 このblogの圧倒的な知名度と利用率は、どこから来ているのでしょうか?今回はその人気の原因についてお話します。

その前にちょっと昔話を・・・
 blog以前、個人ユーザーがインターネットで情報を発信するには、webデザイナーよろしくhtmlと格闘してサイトを運営していました。「ホームページビルダー」等のソフトでhtmlを編集し、画像ソフトであれこれ画像を作って・・・と、手間がかかる上にソフトを使いこなす知識も必要で、個人ユーザーがサイトを持つことはとても敷居の高いことでした

手軽に自分の意見をインターネット上に発信出来るのがblog

 ところが、blogではテキストを入力するとプログラムがページとして吐き出してくれます。blogのデザインも、blogサービスを利用すれば沢山のテンプレート(ひな形)から自分のお気に入りを選べば良くて、とても簡単。ユーザーは、自分の気になることを、気になった時に入力してblogで公開すればいい・・・blogの登場で、個人ユーザーがインターネットで自由に発信する敷居は一気に低くなりました。つまり、更新しやすさが利用率の高さに表れているのですね。

 気になるキーワードを検索エンジンで調べると、個人blogがズラッと検索結果の上位に並んでいる・・・そんなことが2004年頃から増えてきました。
それは、blogを構成するページのhtmlが検索エンジンにとって分かりやすい構造であることと、個人ユーザーがblogを使って自分の意見を発する機会が増えたことが理由になりますが、もう一つ要因があります。

クチコミメディアとしてのblog

 クチコミという言葉も、かなり一般的になりました。固く説明すると「他者が発した評価内容を自分の判断材料の1つにする」ことですが、blogもクチコミ的な役割を果たしています。
私もそうですが、何か気になるものがある時、買うかどうか迷っている時には、blog検索で感想を掲載したblogを幾つか読み、良い点・悪い点を把握して判断に役立てます。
このように「個人ユーザーのよろずミシュラン集」としても、blogが注目されているのが検索結果にも表れています。

 あらゆる情報がblog等のCGMを介して、グルグルとインターネットの隅々まで循環している・・・それが現在のインターネットの状況です。

身近さゆえの”落とし穴”に気をつけて

 このように人気のblogですが、近年は企業情報・個人情報漏えいや不用意な発言で炎上(blogにコメントが殺到する状態)などトラブルになるケースも見られます。原因は日記感覚で書ける為に「blogは色々な人に見られるもの」と言う意識が薄いことが上げられます。
また、blogに書かれていることはあくまでの個人の週刊・価値観に基づいて書かれています。そのまま鵜呑みにして判断材料にするのも危険です。
いずれにしても、状況を判断する能力やリテラシー(情報を読み取る力)を常に意識しながら、blogとは上手く付き合い、その利点を生かしたいものです。

(2007.2.12更新)

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